vol.6  Ⅳ私の前世は神父でした~輪廻転生しながら、私が私を救う旅~

vol.6  Ⅳ私の前世は神父でした~輪廻転生しながら、私が私を救う旅~

 

前世って、あると思いますか?

 

私はあると思います。人は何度も輪廻転生をしている。

では、なぜ輪廻転生する必要があるのか・・・。

 

さて、今から書くことはかなり壮大なストーリーです。もちろん主役は私、ペレです。

 

vol.5で述べたように、今世で私は「今度こそ自分の魂を救うと決めて」またもや輪廻の道にはいりました。

 

そしてそれは成功しました。

 

 

潜在意識の憎しみと悲しみと絶望を解き放ち、全ては愛、全ては一つ。

愛と調和を理解し満たされていきました。

 

私は全て。

あなたは、私。

私は、あなた。

すべては一つ。

人はこれをワンネスといいます。

 

この道にたどり着くまであらゆることに首をつっこみました。

 

動機は全て

「何それ~。面白そう、やるやる」のノリです。

 

興味深々とワクワクの衝動に動かされ、はじめは興味なくても、あまりにもこれを進める人が多いな。

これはメッセージ性があるのかも。

よし、やろう。です。

 

しぶしぶではありません。

これも大事なのだと思います。

やらされている。では、きっと私の心を開くことはできなかったでしょうから。

 

わたしは日本人なので、一番多い「無神論者」です。

とくに、応援している神や宗教はないが、否定もしない。

盆になったら墓参りする。

先祖供養を親とともにする。

正月になれば、初詣にいき、仏だけではなく神にも手をあわせ、教会での結婚式にも参列します。

 

一番多いタイプだと思います。

 

 

 

さて前世の話にもどすと

 

友人の鮎ちゃんのお誘いで、ヒプノセラピーというものをうけました。

いまから、3年ほどまえかと思います。

催眠状態にはいり、彼女の声に耳を傾けます。

 

催眠状態のわたしは、誘導のままに、扉の前にいます。

開けると前世の私がいるとのこと。

 

扉を開けて、まずは足元を見るように言われたと思います。

 

黒い革靴が見えて、今の私よりも足は大きいです。

男性だな、と思いました。

足のつぎには服がみえました。

ズボンかと思いきや、男性なのに黒いロングスカートのような姿。

 

手に何をなにをもっていますか?

 

と尋ねられ、迷いなく「聖書」と答えました。

 

だんだんと、全貌が見えて、胸には十字架。顔は北欧系のロマンスグレーのおじちゃんでした。

 

 

今の姿に似ても似つかないのですが、神父のグレーの瞳を見た時に、「あ、私だ」と確信をえました。

 

 

神父のころに、すべて完結していれば、私は地球上での輪廻の旅路は終わり、今頃は天使や神になるための修行を積んでいるか、他の惑星でイキイキと生きているはずです。

 

ですが前世の神父でも私自身を救えず、神父の前世のナースのようなエプロン姿の白人少女の私も、私自身を救うことはできませんでした。

 

この二人の共通するのが、自分の犠牲の上に他者の幸せを願う。というところです。

 

ですが自分は我慢しているので、歪みが生じるのです。

自己犠牲の上では自分も周りも幸せにすることはできませんでした。

 

この少女の前は、戦国の世に身をおきます。

忠義と正義の世界。

中国と日本で武将をしていますが、戦で命を落とし、もちろん私自身の魂を救うことはできていません。

 

その前が中国系の姫。

煌びやかですが、束縛と思うように人生を動かすことができず、世継ぎ争いなどあったように思います。

 

その間にヨーロッパ系の男の子。

パンを食べていて喉をつまらせて死にます。

 

いまも早くたべると、胃や喉がつっかえ、死にそうになります。

 

次々に蘇る記憶は横に置いておいて、今のわたしの前の神父へと戻りますね。

 

 

さて、神父のとき私はキリスト教の布教と教えを広めることを仕事にしていました。

 

最後は農村にいたので、地域と密着しています。

 

おそらく、飢饉か疫病で村人が大勢亡くなったのでしょう。

とてもそこは寒いところで、空は常に灰色です。

 

神父のわたしは神に祈りますが、誰一人救えなかった、と絶望し、自らもやがて命を落としていきます。

 

次に生まれかわるとき、私は宗教にかかわらず、自由に生きる女性になりたいと思います。

 

そこに登場したのが、20代で元気一杯の女の子。

 

それが今のわたしの若かりし姿です。

 

バトンを受け継いだ時に、任せて!と輝く笑顔のわたし。

 

彼女に託した神父の私は、ほっとしました。

滅多に笑わず、己を律することがすべての戒律のなかで、はじめて心から安堵し、笑みを称え、光の粒子へと還っていきました。

 

 

さて今の私の幼稚園時代は、天真爛漫なお転婆な女の子。

近所の子供たちのお姉さん役でした。

 

ですが、やはり前世の影響をうけていき、虐めにあった暗い小学生時代も送ります。

 

そして大人になった私は自由です。

興味のあることに首を突っ込み、色々と楽しんでいきます。

 

そうそう、不思議とわたしの周りには、若いころから聖書に十字架、マリア様のペンダントに天使グッズが集まるのです。

前世のヒプノセラピーを終えても、私の周囲から「キリスト」というワード(言葉)が消えません。

 

ふーん、なんだろうなぁと思いますが、特に注目もせずに放置。

 

 

あるとき、私は天使と繋がるエネルギーワークを耳にし、なにそれドキドキと、興味をもち、講座に参加します。

 

誘導する先生は女性でとっても素敵です。

この時は4人の受講生がいました。

いよいよ、ワクワクの時間の始まりです。

どんなビジョンの天使が現れるのかウキウキしていました。

 

と誘導瞑想がはじまり、先生が甘い声で

「あなたの前に天使がプレゼントをもって現れます。受け取ってください」

 

するとなぜか、天使ではなくて、誰がみてもわかる「イエス・キリスト」が私の目の前にたっているのです。

 

お、おおお~。どうも~。

という感じで度肝を抜かれて私は挨拶します。

「あの~天使が登場するはずなんですけれども、キリストさんですよねぇ~」

と間抜けな質問もちゃんとします。

 

先方(イエス様)はニッコリ微笑んで、私にローズ色のクリスタルのハートをくれるのです。

 

「え?これ?えーと、どうもありがとうございます」

 

これをどうすればいいの?

先生の誘導は続いていて、他の受講生は静かだし、どうすんだこれ???

 

困り果てますが、先方は言葉を発せずに、微笑むだけ。

 

「えーと、よくわかんないけれども、ピンクのハートだから、胸の当たりにでもしまっておこうかな~」といいながら。(瞑想中なので、声にださず心の中の会話)

 

するとスーとローズ色のクリスタルハートが私のなかに入っていくのです。

 

それを見届けて、キリストさんはいなくなりました。

 

びびった~~~。

と思ったころで瞑想がおわりました。

 

それから増々、イエス・キリストが気になりはじめます。

果てには、イエスが十字架に磔にされたゴルゴタの丘のシーンまではっきりと見えるのです!

滂沱する女性の私もいます。

 

わたしは、約2000年前、彼の近くにおり崇拝と尊敬、そして恋をしていたとのだと思います。

 

弟子の裏切りが許されず、悲しみと怒りに苛まれるようになっていきます。

私が男だったら、もっと彼の力になれたのに、女だから軽んじられたのだと。

 

今世、わたしは自分が女性でラッキーと思い、一度も男に生まれたいと思ったことがないのですが、興味本位で参加するエネルギーワークで、女性性の否定を私がしていると、よく言われました。

 

エスを亡くした悲しみは何度転生しても癒すことができず、男に生まれれば戦をし、戦がなければ己の使命と戦ってみたり。

 

なるほど。

 

エスという崇拝者の死を、私は癒すことができなかったのだと理解し、2000年前の前世の私を空想の世界で訪ねていきます。

嘆いている過去世のわたしに、今の私が母親のように付き添い、慰め、ともに涙も流し、精一杯の愛情で包み込みました。

 

あなたが裏切り者と言っている彼にも、役割があったのだと。

全ては一つである。

憎しみよりも「許し」を。自分にも彼らにも与えるように、と。

 

一つ一つ、わたしが愛をもって語りかけると、「嬉しい」という風に笑顔になり光になっていきます。

 

いちばん大きく私の心に傷をつくった、イエスの磔。

天使の繋がるワークで、ハートをもってイエスが登場したのも、今では納得です。

 

 

私自身を救ったとおもいました。

このために、今回は生まれてきたのだと。

おわった~とおもいましたね。

 

なかなか、壮大なお話で、まとめるのが難しくわかりずらいかもです。

 

これが、紀元ごろのおはなし。

 

実は・・・まだ、ギリシャ神話時代の私の癒しが残っていたのです。

 

これはまた今度ね。終わってないやん!

 

(つづく)

 

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